反省しよう!

『失敗の科学』を読みました

 

 

kindle unlimitedでおすすめされていた失敗の科学を読みました。

 

 

 

 

「なんかこういう事があって、いろいろあってめちゃめちゃ失敗しちゃったんだけど、どうして失敗しちゃったんだと思う?実はこんな心理が働いてたりこんな仕組みがこういう事態に影響しちゃったんです!」っていう内容。

 

 

実際の出来事に対して統計だったり化学だったり心理学だったりをみて、失敗した原因・成功した原因を解説する流れなんだけど、帯に「小説のように面白い!」と書いてるくらいなのでめっちゃ読みやすくて一気に読んだ。

 

 

本の中で結構フォーカスあてて紹介されてた心理学?に「認知的不協和」というのがあってすげえ興味深かったので話させて。

 

 

認知的不協和ってなにさね

 

 

僕が本の中から読み解いた限りでは、「矛盾する2つ以上の認識が発生したときのストレスを軽減するために辻褄を合わせる思考」っぽい事が書かれてた気がする。

 

 

実際に書かれてた例では、「たばこを吸っている」という情報と「たばこは体に悪い」という情報を認知したときに、「いやでもたばこ吸ってるといいこともあるし」つって半ば開き直る?みたいなことらしい。

耳が痛いね。まあ僕、禁煙3回も成功してるけど。

 

 

気になる例がもういっこ書いてある。

 

「今年の12月にUFOが攻めてきて地球は終わっちまうんだぜ」っていう記事を新聞に提供した新興宗教に、認知的不協和を調べてる人が潜り込んで、''それ''が起きなかったときに教祖がどういう行動に出るのかを見に行ったらしいんだけど、その時は「私たちが新聞とか使って警告したから大いなる意思がもう一度チャンスをくださったのです」みたいなこと言って、信者もその気になってたみたい。

このことから「努力の方向が間違っててもめちゃめちゃ頑張ってるほど認知的不協和は強くなる」って言われてるらしい。

 

 

これ、めっちゃ怖くないっすか。

 

この例の場合は新興宗教っていう極端な内容だからあんまり実感わかないけど、自分が頑張ってることが全然見当違いなことたったとしても頑張れば頑張るほど認知的不協和に陥っていくってことでしょ?

 

激ヤバなんですが。認知的不協和スパイラル。

 

この「認知的不協和」ってのを知ってから、そこに陥ってないかな?と自問自答することが増えたものの、そもそもその認知的不協和ってやつに対して認知的不協和が発生してる可能性無い?とか考えちゃって僕もうパアです。おつむがパア。

 

 

調べたりしたけど若干ニュアンス違ったりするので通説の一個として覚えときます。

 

 

『失敗の科学』おすすめですよ

 

 

もちろん認知的不協和以外にもいろいろな分野の失敗原因について言及してて、読んでるだけで面白いのでおすすめです。読みやすいし。

 

 

検証の仕方が悪かったとか、情報のくみ取り方が良くなかったとか、環境のせいで重大な報告ができなかったとか、集中しすぎて判断が遅れたとかとかでいろんな原因があるんだな~と知れて楽しい。

 

 

結局のとこ失敗から学びましょうね、だから失敗を許容できる環境を作ってこうねって話っぽいなと読み取りました。

 

 

反省しよう!

 

 

ここ一カ月前後の最近、お仕事で小ミスが重なっててちょいしんどい。

傾向と対策で対応できる内容だからこそ、メンタルに毒沼にいる時みたいなスリップダメージが入っているのを感じる。

 

 

とんでもねえ大失態を犯す前に、ここらで一旦気を引き締めないとですね。

 

 

あとアンガーマネジメントについてちょっと勉強したいかもと思い始めてる。

自己評価的にはイライラの許容量が皆よりもまあまあある方だよな~なんて思ってたんですが、多忙になるとどうにもその最大値が削られて(当然みんなもそうなんだろうけども)て、その減り幅がえぐいような感じがしてかなり焦る。イライラしてる自分になんでお前ってそうなん?って思う。

 

 

学ぶことの楽しさの片鱗に触れられた気がする今日この頃、どうかこの焦燥感を学びが埋めてくれることを期待して精進します。

 

 

イライラであたっちゃったかもしれない事を深く反省します