きっかけと方針、手始めに。

不定期的に文字を書けるよう、ブログを設けようと思い立った。
思いついたことを書き残していくだけなので、暇な休日の時間潰し程度に読んでもらえるとこちらも気構えなくて済むのでありがたい。

きっかけ

観たもの、読んだもの、感じたこと等、総じて体験したものはアウトプットして初めて身につくという話を数年前に見かけてから、手帳に日記をつける形でつい最近まで実践してきた。

ところが、基本的に誰にも見られる心配がないという安心感からか、時として自閉的、攻撃的、自己陶酔的な文を書き残しており、とてもではないが見直すに堪えない内容となってしまっている。

折角、文字にして書き残しているのにもかかわらず恥を理由に読み直すことがないというのは、果たしてアウトプットの形として正しいのか……?
もしや、多少なれど人の目に触れる可能性があるというプレッシャーがあった方が、健全で読み直せるような文字が書けるのではないかと考えたのが主なきっかけである。

方針

このブログの方針については、これを書いている現時点では定まっていない。
語り口も、これを書く直前に小説を読んでいたのでそれに影響された結果であり、今後も同じ語り口を使うかも決まっていない。

概ねやってみたいことはいくつか思いついているので一旦まとめて記しておく。
記すことでタトゥーになって書かねばならないという圧になるのではと考えているが、後日何も言わず消している可能性は大いにある。

  • 日記 (思い出として残したいもの、特殊な体験を書き残しておく)
  • 嘘日記 (ふと思いついた嘘の話を書く)
  • 読書感想文 (本を読んで、読後の率直な感想を書き残しておく)
  • その他都度思いついたこと

ブログを書き始めると考えたときに思いついたのはこのくらいである。
過去にも何度かブログを立ててはたたんでいるので、果たしてどの程度続くのか今から不安でしょうがないが、あの頃よりも成長していると信じて、可能な限り続けていきたいと前向きに検討している。

手始めに

ここまで書くのに相当頭を使っており、早々に疲れ果ててしまっているのだが、きっかけと方針だけ記して終わりだと頓挫ルートのフラグが立ってしまうので、短くなるが日記を書こうと思う。

 

日記:車のフロントガラスにヒビが入った話

いくつかある趣味の中に釣りがある。

海での釣りをメインにしており、「ちょい投げ」と呼ばれる釣り方が気に入っていて、休みや天気などの都合がつけば海へ行って釣りをする。
比較的内陸に住んでおり、海まで行くには近くとも1時間ほど車を走らせなければならず、懐具合と相談しては高速道路を利用することも珍しくない。

4月某日、たまたま休みがあった友人と釣りに出かけることになった。
目的の海までの道のりは高速道路を使って3時間弱。時間的にも懐具合的にも高速道路を使わない手は無かった。

心地よい春の陽気に包まれた絶好のドライブ日和に心躍らせながら、高速道路ならではの高速度走行を楽しんでいたところ、ばちんと聞きなれない音が車内に響いた。

当初はあまり調子のよくない車内スピーカーがまた異音を吐き出したのかと思っていたが、同乗した友人が「フロントガラスにヒビ入ってない?ここ」と言った事で状況を理解した。

見ると、辛うじて小指で隠せるかどうかといった大きさのヒビが、しっかりと助手席側フロントガラスに刻まれていたのである。飛び石が跳ねてたまたまガラスに当たってしまったようだ。

話は変わりかつ自分語り的になるが、私はこういった傷にあまり関心が無い。
というのも、付くべくして付いた傷はもはや個性であると考えていて、スマートフォン等にもフィルムをつけず使用している。
この車にもようやく個性が付いたな。同色同車種が80台あろうともこいつを見分けることができるなと考えていたくらいであり、精神的ダメージは皆無と言って良かった。

そういったマインドを持ち合わせているのでその後の釣りは楽しく有意義に過ごすことができ、非常に満足感のある休みにできたと感じていた。

 

後日、オイルとタイヤの交換を頼みにディーラーへ車を持って行った時、その傷の深さと事態の重さを知ることになった。

「わかにさん、フロントガラスの傷ってご存じです?あれ、目線の高さについちゃってるんで、ワンチャン車検通らないですよ」

なんという事か。刺青やタトゥーのような個性と捉えていた傷は、思いのほか致命的で、修繕を要するものだったようだ。

「これって、修理することってできるんですか……?」

「傷自体は小さいんですが、結構深く傷ついちゃってヒビがしっかり入ってるので……やってみないとわからないって感じですね。ダメだったら全とっかえになっちゃうので、言いにくいんですが10万円前後の修繕が必要かもしれないです……」

 

私は今、車にかけられた保険の資料に目を通している。
調べたところによると、適用によって等級が変動する保険の場合は、変動によって上がった保険料と修繕費を天秤にかけてみたらそんなに変わらない場合もあるそうだ。

今後どういった対応をしていくかは未だ検討中である。
今はただ、この傷がこれ以上広がらないよう祈るほかない。